黄連解毒湯

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黄連解毒湯

顔がのぼせ熱感があり、落ち着かない方に
◎イライラする、気分が落ち着かない(実熱)
◎のぼせて顔が赤い、眼が充血
◎高血圧、鼻血、局部の炎症

黄蓮解毒湯は、からだの熱が旺盛な状態=実熱証に用いる基本処方です。実熱証は、熱感や全身の炎症、充血・出血といった身体症状の他に、脳の充血や興奮性の増大(イライラ、気が落ち着かないなど)、自律神経の興奮といった神経症状も伴います。黄蓮解毒湯は消炎・鎮静作用を持つ複数の生薬を含み、急性の熱盛症状、急激な緊張・興奮状態を鎮める働きに優れます。

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解説:二日酔いには「苦味」?

黄連解毒湯は4種類の生薬(黄連・黄柏・黄芩・山梔子)から構成され、その効き目はシャープですが、実はとても苦いのが特徴です。漢方で用いる苦味には異常な熱を冷ましたり、毒を外に排出する働きがあり、陀羅尼助といった健胃薬や二日酔いの薬に広く用いられます。食生活の上でも、夏には苦味が利いた食材も用いる場面が多く、暑い土地にはゴーヤ、ニガウリといった食材を活かした料理が数多く存在します。
漢方的にはお酒(アルコール)を摂取し過ぎた身体は、急激な陽証(湿熱証)に陥り、頭痛や口渇、目の充血、悪心嘔吐といった二日酔い特有の症状が現れます。そのように極端な熱証を鎮めるのに黄連解毒湯は適しますが、だからと言ってお酒そのものを解毒する訳ではありません。その証拠に、飲酒前に黄連解毒湯を服用しても二日酔い予防には効果が薄く、これは予防と治療は必ずしも兼ねない事を暗示しています。