気について(神経症)

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気の働きについて(精神面)

気にはエネルギーや生命力、意欲など幅広い解釈がありますが、漢方では、身体に備わる機能を正常に保つ存在として捉えます。気の作用は呼吸や消化・排泄といった物理・肉体系だけでなく、意欲や感覚、記憶といった精神・神経系にも及び、体と心の両面から人の健康を支えます。即ち、健全な気の巡りを通じて、健全な精神・神経活動が発揮されるという訳です。

気は精神・情動を司る
健全な精神活動を脅かす存在として、ストレスの存在がしばしば言及されますが、 漢方では、ストレスへの耐性も気の作用によって発揮されると考えます。、堅実・柔軟で安定した気の巡りは、ストレスへの耐性を高めます。堅実と柔軟は一見すると正反対の性質に映りますが、それをバランス良く両立させる事が、緊張と弛緩、強い感情・意欲と穏やかな感情の二面性を保つ上で大切です。


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